【プレス】住友ゴム工業と共同開発した運送業の業務効率化と安全性向上を可能にするトラック向けのタイヤ空気圧・温度管理サービスを提供開始
2024年6月27日
IoTソリューションカンパニーのトライポッドワークス株式会社(本社:仙台市、代表取締役社長:佐々木 賢一、以下トライポッドワークス)と住友ゴム工業株式会社(本社:神戸市、代表取締役社長:山本悟、以下住友ゴム)がトラック向けに共同開発した、タイヤ空気圧や温度をモニタリングして異常を知らせる『タイヤ空気圧・温度管理サービス』が、7月8日からDUNLOP(ダンロップ)トラック用タイヤ取扱店で提供開始されます。
同サービスは、TPMS(タイヤ空気圧監視システム)とユーザーのニーズに合わせた4種類のツールを組み合わせることで、装着車両のタイヤ空気圧や温度情報を運行管理に活用されます。また、運送業における運行前点検の簡易化による業務効率化と、走行時のタイヤの状況をリアルタイムに把握しタイヤトラブルにいち早く気づくことで安全性向上を可能にします。
物流の2024年問題に挙げられるドライバー不足や輸送力の低下に伴い、安全性の確保と業務効率化の両立への対応が急務になっています。これに対応すべく、トライポッドワークスと住友ゴムは、手間と時間を要するタイヤ点検作業の簡易化と運行計画に影響を及ぼす予期せぬパンクによるトラブルを防ぐために、トラック向け『タイヤ空気圧・温度管理サービス』を開発しました。
同サービスでは、ユーザーのニーズに合わせTPMS装着タイヤと4つのツールを組み合わせます。
ハンディ式と駐車場管理式は、タイヤトラブルを未然に防ぐために欠かせない停車時の空気圧点検を可能にします。タイヤに専用デバイスを近づけるだけ、もしくは受信アンテナの受信圏内に停車するだけで、タイヤ空気圧が計測されます。さらに、駐車場管理式は、点検記録簿に連携されるので、運行前点検に関する煩雑な業務を大幅に改善できます。
ドライバー通知式とテレマティクス式は、走行中の空気圧異常を検知し、より迅速な対応でドライバーと積荷を安全に守ることができます。ディスプレイドングルで走行中のタイヤ空気圧と温度をリアルタイムでモニタリングするとともに、テレマティクス式の場合には、トラブル発生時に車載通信機から運行管理者にも通知されます。さらに、気が付くことが難しいとされる釘などが刺さった状態で徐々に空気が抜けていくスローパンクも早期に発見します。
タイヤ空気圧を適正に維持することは、燃費改善によるCO2排出量の低減やパンクの早期発見によるタイヤ廃棄量の低減にも繋がり、サステナブルな事業運営に貢献します。
今後、CASE/MaaSといった自動車業界の変革は、運送業でも社会課題解決や付加価値向上に欠かせないものになっていくと考えられています。住友ゴムは、そのような環境変化に対応すべく、安全性能・環境性能を一層高めたタイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプトである「SMART TYRE CONCEPT」を掲げています。トライポッドワークスは、その周辺サービスの1つである『タイヤ空気圧・温度管理サービス』を共同で開発・展開することで、安全で事故のない社会づくりに貢献していきます。
ご参考
住友ゴム工業株式会社プレスリリース
https://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2024/sri/2024_049.html
住友ゴム工業株式会社
1)設立 1909年
2)所在地 本社:兵庫県神戸市中央区脇浜町3-6-9
東京本社:東京都江東区豊洲3-3-3 豊洲センタービル
3)代表者 代表取締役社長 山本悟
4)事業内容 各種タイヤ、スポーツ用品、産業品の製造・販売
タイヤではDUNLOP、FALKENのブランドでグローバルに展開
トライポッドワークス株式会社
1)設立 2005年
2)所在地 本社:宮城県仙台市青葉区一番町1-1-41 カメイ仙台中央ビル7F
東京オフィス:東京都中央区日本橋室町1-8-3 室町NSビル6F
3)代表者 代表取締役社長 佐々木賢一
4)事業内容 モビリティ向けIoTサービスの開発・販売
情報セキュリティ、クラウドサービスの開発・販売
商標について
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
トライポッドワークスのIoTソリューション
https://www.tripodworks.co.jp/prod-iot-sol/