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韓国 IT セキュリティ ツアー 2013 レポート
Date:2013年8月23日
トライポッドワークス株式会社
韓国 IT セキュリティ ツアー 2013 レポート

2013年3月6日~8日の日程で、日本国内の主要メディアの記者と大手企業IT部門の担当者で世界トップクラスのITセキュリティ大国と言われている韓国の政府セキュリティ機関、セキュリティソリューション企業、セキュリティ業界団体、大学などを訪問しました。韓国のセキュリティレベルは日本が思う以上に機能面、品質面で高く、韓国のITセキュリティ売り上げの20%強は海外への輸出額を占めています。弊社が日本国内で販売しているセキュリティ製品の基礎技術は韓国の技術を使用しており、日本国内での累計出荷台数も1万台に達する勢いです。本レポートではツアー全日程と同行した記者が執筆した記事をご紹介します。

訪問日程概要:


■1日目 忠南(チュンナム)大学 産学協力センター⇒ETRI(韓国電子研究院)⇒NCIA(政府統合電算センター)⇒KISIA(韓国知識情報セキュリティ産業協会)⇒KISA(韓国情報保護振興院)⇒JIRANSOFT 大田研究所
■二日目 SECUI.COM (サムスングループ)⇒Next Generation Networks Security Vision 2013⇒KONIC GLORY
■三日目 IGLOO SECURITY ⇒水原華城 観光⇒サムスンSDS水原センター

ツアーレポート



今回のツアーで特にご紹介したいのは大田(Daejeon:テジョン)訪問です。ここは政府研究機関、大学が集中する、日本の筑波のようなハイテク研究都市です。ETRI(韓国電子研究院)、KAIST(韓国科学技術院)、忠南大学、そして韓国の2大情報セキュリティの中枢拠点ともいえる、政府統合電算センター「NCIA」に訪問しました。海外のメディアが訪問するのは今回が初めてだったそうです。






忠南大学



忠南大学は日本の筑波大学に似た教育機関です。忠南大学にも産学協力センターがあり、韓国のセキュリティ会社が産学協同のセキュリティ技術開発プロジェクトを運営するためのプロジェクトルームが設置されています。
写真は右)忠南大学のコンピューターサイエンス学部の金学部長と、左)産学協同のセキュリティ技術開発プロジェクトを推進しているJIRANSOFT社の吳治泳(オ・チヨン)社長。韓国を代表する優秀な技術者が国内トップレベルの企業と共同でセキュリティを研修し、商品開発を行う環境が備わっています。

※JIRANSOFTを活用した弊社の製品については以下をご覧ください。

 オンラインストレージGIGAPOD  http://www.tripodworks.co.jp/product/gigapod/
 スマートデバイスソリューションDirectPOD   http://www.tripodworks.co.jp/product/directpod/
 メールセキュリティMAILSCREEN   http://www.tripodworks.co.jp/product/mailscreen/

ETRI(韓国電子研究院)



情報通信技術開発を主要な研究対象にしている政府機関です。ここではセキュリティのみならず韓国の情報通信技術や映像技術を紹介いただきました。IT大国韓国を海外に紹介するための設備が整っており、英語はもちろん、日本語を含む主要な言語での解説ができるようプレゼンテーション、ビデオ、資料が用意されています。海外に販売でき、実績のあるIT技術に自信を持っていることが伝わりました。ちなみに日本のIT技術が海外で販売されることは多くありません。家電などは海外で販売されていますが、IT技術に関しては9割以上を海外に依存しているのが日本の現実でもあります。

NCIA(政府統合電算センター)



日本大使館員とJETORO職員とともにNCIA プレジデント キム・ウハン(Kim,Woo Han) 氏に面会しました。同センターは韓国政府が管理する国民の情報や政府系サービスを提供するサーバーが設置されている拠点です。他の拠点とリアルタイムでレプリケーションされ大規模な障害や震災があった場合でも数時間のうちに他方拠点でシステムを再開できる設備を構築しています。日本ではあまり知られていませんが、韓国の電子政府は、世界で最も進んでおり、2010年と2012年の国連の調査では世界一位だったそうです。住民票から税金、郵便などの生活に関わるサービスから特許、登記などのビジネスに関する手続きを生活圏内に設置されているキオスク端末や個人のPCから利用できます。これにより、二重入力や重複処理などが排除され効率的に運営できています。これらが実現できるのも非常にレベルの高いセキュリティ技術があるからこその話です。

詳しくはここで記載できませんが、リアルタイムにどれくらいサイバー攻撃を受け、どのように防御しているかも説明いただきました。かなりの情報を見学することができました。情報を公開できるほど自国のセキュリティの高さに自信があるのだと思いますし、そのレベルの高さは国連のお墨付きがあるともいえると思います。

NCIA訪問の記事は以下をご覧ください。

翔泳社 エンタープライズジン http://enterprisezine.jp/iti/detail/4674
BCN http://biz.bcnranking.jp/article/explanation/1303/130328_132883.html?t=1365065480
日経ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130415/471067/

KISIA(韓国知識情報セキュリティ産業協会)



KISIAは韓国の情報セキュリティレベル向上のため、知識情報セキュリティ産業の環境構築、会員企業間の相互協力を推進することにより、知識情報の安全や国家経済の発展に貢献することを目的に活動している団体です。役員を始めとする主要メンバーと面会し、韓国の情報セキュリティ事情についてヒアリングしました。

KISA(韓国情報保護振興院)



KISAは韓国の行政機関である情報通信部の2009年7月23日にKorea Information Security AgencyとKorea Internet Security Agency 、Korea IT International Cooperation Agencyの3団体が合併して、現在のKISAとなった在籍職員数は約500名の機関です。韓国のインターネットセキュリティ事情についてヒアリングいたしました。韓国はセキュリティに対しての意識がとても高く、国家として多額の投資をしていることが理解できました。また、行政機関として国家のセキュリティ技術を海外に売り込むための設備も充実しており、以下に韓国のセキュリティ技術が高いかを海外の要人が見学席る設備もとても充実していました。写真のお二人の後ろのスクリーンは開閉が可能で、スクリーンの向こう側にはセキュリティの監視室を見学することができます。外国の国家首脳がこの設備を訪れ、その場でこの設備を契約した例もあるそうです。

※KISA訪問関連記事は以下をご覧ください。

翔泳社 エンタープライズジン http://enterprisezine.jp/iti/detail/4696
BCN http://biz.bcnranking.jp/article/news/1305/130502_133244.html
    http://biz.bcnranking.jp/article/news/1305/130501_133240.html
日経ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130415/471067/

SECUI


SECUIは2000年3月にサムスングループの情報セキュリティ専門会社として設立され、UTMを中心にファイアウォール、VPN、IPS製品の開発と販売、セキュリティコンサルティング、セキュリティ監視サービス、認証サービスなどなどを手掛ける韓国屈伸の総合ITセキュリティ会社です。Gartnerの2011年のUTM世界売上ランキング8位にランクされ、2010年から2011年の成長率は58.5%を記録しました。日本国内でも6000社の実績を誇ります。日本でも知らず知らずに使用している方も多いのではないでしょうか。

弊社が販売するSECUIの製品は以下をご覧ください。

次世代ファイアウォールSECUI MF2  http://www.tripodworks.co.jp/product/secui-mf2/
UTM製品SECUI NXG  http://www.tripodworks.co.jp/product/secui/ IP統合ソリューションSWIFTBOX  http://www.tripodworks.co.jp/product/secui/

サムスンSDS水原センター



サムスンの水源(スウォン)データセンターを訪問しました。ここはサムスンのシステムの中枢であり、機密性が高い場所であり、ほとんど撮影ができませんでした。撮影ができないように、カメラや携帯電話など撮影できるものは全て預けたうえでの入室となりました。しかしながら、見せるための設備がとても充実していたのが印象的でした。データセンターとしては大変充実しており、データセンター室内はもちろん、冷却装置、非常電源などなど、可能な限りの設備はガイドの女性の方のご案内で説明を頂きました。これは企業に対するビジネスの一環としてのご案内であり、自信を持ってご案内をしているようでした。以下に日経ITproの記事があります。後半でサムスンSDS水原センターの記事が出ていますので、是非ご参考ください。

関連記事
日経ITpro http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130415/471067/

ご参考になりましたでしょうか?
日本では韓国のセキュリティ技術についてあまりしられていませんが、世界で売れる高いセキュリティ技術なのです。少しでもそのレベルの高さをご理解いただければ幸いです。今後の業務改善のひとつの方法としてご参考ください。